これから新板橋駅の近辺にマイホームを考えている方のために周辺環境や各種交通機関の利便性など、住みやすさについての情報をご紹介いたします。
新板橋駅周辺は徒歩圏内で都営地下鉄・JR・私鉄と3つの路線の駅が利用できるとても便利な立地です。
周辺環境も緑が多く住宅エリアは静かで落ち着いていますが、商店エリアも徒歩圏内にあるため、買い物や外食にも困らない環境です。
また、防犯・防災意識の高い土地柄で、地域全体で見守りを行っています。昔ながらの助け合いの精神が根付いている街でもあります。
そんな新板橋駅周辺の情報について、この記事で詳しくご紹介いたします。特にファミリー層にとって重要な通勤のアクセスや治安の問題、日常生活の利便性についてスポットを当ててお伝えしていきます。
目次
新板橋駅は、都営三田線の駅の一つで、所在地は東京都板橋一丁目です。板橋エリアだけでなく北区の滝野川エリアにも近い場所にあります。
大手町まで約16分、新宿まで約20分、池袋までは約13分と都心にも出やすい立地です。徒歩圏内の乗り換え可能な駅として、埼京線の板橋駅や東武東上線の下板橋駅などがあります。
通勤時時の状況が気になるところですが、乗車率200%が圧迫感を感じる混雑の目安となっていますが、都営三田線は最も高い区間(西巣鴨~巣鴨)でも157%と比較的低めとなっています。
また、首都高速中央環状線の新板橋出口・滝野川入口が近く、羽田空港へも近いため普段車で通勤する人にも利便性の高い場所です。
家賃の相場はファミリー向きの間取りで3LDK16万円台~と都内では比較的手ごろな金額です。
では、新板橋駅周辺の治安についてデータは次の通りです。警視庁の発表によると、平成26年の1年間の板橋区の刑法犯罪発生件数は6196件で23区では7番目に多い件数になります。
ただしこれはあくまでも件数のみです。人口に対しての刑法犯罪件数、すなわち犯罪発生率は1.14%となり、23区内で13番目となります。また、交通事故発生率は23区内中14位です。
犯罪の内訳で最も多いのが窃盗、中でも自転車の窃盗で全体の4割以上を占めます。駅までの通勤や移動で自転車を使われる方は注意が必要です。その他も大半が軽犯罪を占め、いわゆる凶悪犯罪の割合は全体の0.58%ほどです。
女性にとって注視すべき性犯罪の発生率は54件で23区中10位となり、中間より少し上あたりです。これを女性人口で割ってみると発生率は0.02%となります。
データで見た印象としては、治安の良さは23区の平均より上の印象です。
次は具体的に新板橋駅周辺の様子を見てみたいと思います。
駅周辺の北側は落ち着いた住宅街、という雰囲気で一戸建てが立ち並んでいますが近年マンションも多く建てられています。高齢の方やファミリー世帯が多く住んでおり、大きい公園や緑地が多数点在しています。
南側は駅のすぐ近くはオフィスもあり比較的静かですが、そこから更に南へ入るとたくさんの商店があり、物価も安めで昔ながらの下町の味わいを残しています。老舗の隠れ名店も多く穴場グルメを楽しめます。
どちらも大規模商業施設はありませんが北口には駅からすぐのライフが、南口にはマルエツやヨークマートなどのスーパーが駅周辺にあります。その他個人商店や薬局なども充実しており生活に必要なものは徒歩圏内で揃えられます。
郵便局や区役所も比較的近いほか、近隣に大学が複数あり学生も多いエリアでもあります。
では、夜の周辺環境はどのようになっているでしょうか。南側は商店や飲食店が多い分、夜は居酒屋さんの件数も多く賑やかになります。飲み歩きの好きな方には楽しいエリアですが、たまに危なっかしい酔っ払いもいますので繁華街を通る際には注意が必要です。
とはいえ都心の池袋や新宿の繁華街とは比べ物にならないくらい治安は良好です。
北側は高速や幹線道路も近いため車でも便利なのですが、首都高沿いや国道沿いは騒音や排気ガスが気になるのであまりお勧めしません。住むなら一本中に入った場所が良いと思います。
そのかわり静かなエリアは夜間の人通りも少なく路地裏が多いので一人歩きには十分に気を付けてください。常識の範囲内で気を付ければ、女性の一人歩きが危険なエリアというわけでもありません。
新板橋駅周辺にマイホームを考えている方にとって「育児に適した環境かどうか」ということはとても重要だと思います。
まず出産後の子育て支援体制についてですが、板橋区では「すくすくカード事業」というユニークな試みをしています。子どもの生まれた家庭に子育て支援のさまざまなサービスを受けられる回数券を発行しています。
具体的には育児支援ヘルパー派遣、ベビーマッサージやベビーリトミック、ママフィットネスなど多岐にわたる内容です。
乳幼児を安全に遊ばせることのできる子ども家庭支援センターや児童館も近くにあります。それだけでなく、近隣の東京家政大学でもヒューマンライフ支援センターという名前で学生の方を中心に研究の一環として地域の子育て支援が行われています。
災害対策の観点も忘れてはなりません。新板橋の駅周辺には大きな公園がいくつもあり、子供を遊ばせる環境に恵まれているだけではなく災害時の避難場所にも役立っています。
新板橋駅周辺を始め板橋エリアは周辺の土地より地盤が固く、地震の際の揺れに強いという特徴もあります。23区の「東京直下型地震の際の安全度ランキング」では、
(1)建物全壊比率
(2)建物焼失比率
(3)人口当たりの死者数
(4)人口当たりの避難者数
(5)断水率、などの想定に加え、【日常生活の安心・安全】に関する項目として、昼間人口当たりの
(6)刑法犯認知件数
(7)暴力団犯罪の検挙・送致件数
(8)面積当たりの交通事故発生件数
(9)交通事故100件当たりの死傷者数(10)火災発生件数
などの項目の評価で総合1位になっています。
板橋エリアは防犯・防災意識が非常に高い街です。この周辺では、夜間などのお巡りさんの巡回パトロールが頻繁に行われているだけでなく「板橋セーフティ・ネットワーク」という取り組みが行われています。
これはどういう取り組みかというと、区内を中心に業務を行っている事業者の協力を得て営業時の移動の際のパトロールや顧客訪問時の注意喚起や啓発活動を行っているのです。延べ4300人以上の見守りスタッフがこの活動に参加しています。
もともと板橋エリアはボランティア活動が活発で、23区の人口当たり民生委員調査・実態把握活動数は、2位以下に圧倒的な差をつけたダントツの1位となっています。地域住民の方々の街の安全を守るという意識が根付いています。
この住民の方々の活動を行政も後押ししています。「災害ボランティア講座」を区が支援しており、その講習内容は本格的なもので、卒業生の中には東日本大震災の被災地支援を行っている人たちもいます。
その他板橋エリア独自の取り組みとして、路地の行き止まりの場所など災害時に逃げ場を失いそうな場所に対してお互いの住居の敷地を緊急時の避難経路に利用できるという協定を結んでいます。
人と人とのつながりや助け合いの精神が今でも感じられるのは、古き良き昭和の時代の良さを残しているこのエリアならではのものです。
一般的に地域の学校の教育環境と子どもの非行度合いには相関性があります。新板橋駅周辺の教育環境はどうなっているのか。詳しくご紹介いたします。
昭和50年代辺りまでは板橋区はいわゆるヤンキーと呼ばれる不良少年が多かった地域ですが、そもそもその時代は全国的にヤンキーが大勢いましたので板橋が特別というわけではありません。
また、現在も特に突出して非行が多いということはありません。行政の教育への取り組みも熱心で、一人一人の学習の進度に合わせて理解の不十分なところを徹底して復習する「フィードバック学習方式」の実施などを独自に推進しています。
ちなみに板橋区内には常盤台小学校や金沢小学校などの名門公立小学校もあります。板橋区は学校選択制を取っており、区内であれば好きな学区を選ぶことができますが、これらの学校は人気校のため抽選となることがほとんどです。
エリア周辺に多数の大学キャンパスがあることは先ほど述べましたが、その他の教育関連施設も多数あり、教育科学館、エコポリスセンター、熱帯環境博物館などの専門的な施設で子どもたちが学ぶことができます。
子どもたちの防犯対策としては区のホームページから防犯・防災・危機管理情報がまとめて見られるだけではなく、ツイッターの板橋区防災・防犯情報アカウントからも随時情報を得られます。
区のホームページでは他にも平成25年9月から「板橋区学校等緊急連絡メール」を導入・し、区立の学校管理者と区教育委員会から、保護者の携帯電話やパソコンに緊急情報(不審者情報や災害情報等)を電子メールに送付しています。
その他交通事故の危険性についてですが、駅周辺は国道や中山道などの主要道路が面しているため交通量がかなり多くなります。昔ながらの路地裏も多く見通しが悪い場合がありますので登下校時は車やバイクに十分注意が必要です。
これまでの新板橋駅周辺の治安に関する情報をまとめると、
です。いかがでしたか?この記事があなたの新生活の物件探しや、マイホーム購入に参考になれば幸いです。
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