基本情報

乗降人員

675587人

刑法犯認知件数

8616件

犯罪発生率

1.27％

犯罪形態

自転車盗（2377件）
侵入窃盗（343件）
車上ねらい（242件）

治安評価

犯罪の少なさ

街の衛生面

地域性

防犯対策

ランキング前年比

変動	3ランク↑
犯罪件数 前年比率	-14.6％
２０１６年 刑法犯認知件数	6366件
２０１７年 刑法犯認知件数	5439件

平均年齢が低く、子供の多い江戸川区

中川、荒川に囲まれた千葉県の隣、江戸川区。全区のほとんどが海抜ゼロメートル地帯になっており、水と文化を共にしてきた「水の街」でもあります。緑も多く、葛西臨海公園や江戸川河川敷など憩いの場も多く、公園のある面積は23区内で一位です。
近年では子育て支援に力を注いでおり、学校施設と江戸川区の有識者を利用した「すくすくスクール」という子供の健全育成事業を進めています。

他にも助成制度が充実しており、2018年度の子育て支援の予算が約600億円と、実に区の総予算約2400億円の4分の1を割くほどの力を入れています。近年、子育てしやすい区 No.1といわれることも多い区です。

補助や助成の例として、
　「幼稚園などに関連する補助はおおよそ3分の2にあたる支援を受けている」
　「病院は中学生まで、医療費が無料（タダ）」
などという声もあります。（2018年4月16日放送 「月曜から夜ふかし」より）

平成20年時点のデータですが、その甲斐もあってか平均年齢が41.1歳と若く、子供が多い事が特徴として挙げられます。
環境も整っており、他の区の人口が大幅に減っていく中、23区内で唯一横ばいが続いています。
2000年問題の頃に、都心のIT関連に就業するインド系の人がベッドタウンに選んだのも江戸川区（主に葛西）で、インド系のマニアックな店があったりと少し面白い一面もあります。
また、「水の街」ならではの江戸川競艇場があり、ボートレースが盛んです。

治安の良さを望むなら小岩駅・新小岩駅周辺はNG

足立区同様、治安が悪いイメージがあるだけに、積極的に防犯や取り締まりを強化してきた結果、犯罪の減少率は23区内でも有数。

平成25年（2013年）の刑法犯認知件数は8,616件と23区内で1位でしたが、当時192台だった防犯カメラを平成29年（2017）までに396台まで増設するなど、積極的な防犯への対策を行ったことが効いたようです。

それもありランキングとしては前年比で3ランク上昇となりましたが、いまだ5000件/月は切れず。安定した治安を生むためには、テレビでも話題となっている小岩駅・新小岩駅周辺の環境整備が急務といえます。

根付いた文化や住んでいる住人の意識を考慮すると、近いうちに大きく変化することは考えにくいでしょう。

葛西など、治安の面では不安なイメージの地が多い

激安スーパーや公園などの施設や都心へのアクセスを考えると、とても住みやすい環境が整っている駅も多いのですが、区全体で見たときには以下のように他の区と比較して不足気味ともいえます。

診療所やクリニックなどの病院の数	23区中 最下位
商店街の数	23区中 ワースト2位
図書館の数	23区中 最下位
駅の数	23区中 最下位
スターバックス	1店舗のみ

そして、治安の維持がとても難しくなっています。
子供が多い区ですので、子供を守る防犯面では「子ども見守り隊」「地域安全マップを全区立学校で見直し」「防犯カメラ・インターホンを全区立小学校に設置」等、取り組み強化にも積極的で、中には中学生自らが「盗難自転車なくし隊」を結成し、自転車の盗難ゼロに取り組んでいます。
ですが、侵入窃盗や車上狙いの犯罪件数が多い事を考えると、住宅のセキュリティ支援（助成金）や侵入を防ぐためのセミナーや通知などが課題かもしれません。



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