新高島平は都心部まで直通のため、乗り換えなしで東京都心まで行くことができます。
しかし、その際の電車の乗車時間は片道だけで30分以上もかかってしまうので、頻繁に都心部に行く人にとっては不便に感じてしまう立地だといえます。
また、新高島平駅の南側にある「高島平団地」周辺ではたびたび軽犯罪事件が発生しており、その付近の治安状況はやや不安があります。
目次
街灯は備え付けられているため真っ暗という事は無いのですが、にぎやかな都市部に比べると灯りの量が圧倒的に少なくなり、馴れないうちは少し怖いかもしれません。
東京都板橋区にある新高島平駅は、“東京”というイメージに似合わない閑静な住宅地が広がる場所です。
雑然としておらず、人々が静かに生活を営んでいることから治安は比較的良いのですが、自転車の盗難事件や公然わいせつ事件などが発生しているエリアもありますので、夜間は少し治安が悪くなるようです。
新高島平駅は完成な住宅街が広がる地域であるため、夜になると都市部よりも暗い夜道となってしまいます。
郊外にある閑静な住宅街というイメージから治安の悪さはあまり想像できませんが、新高島平駅では公然わいせつ事件が2件と自転車盗難事件が20件以上発生しています。
これは2017年1~4月の最新の犯罪データに記載されている事件の数々で、この犯罪データは警視庁が公表しているものです。
こういった事から、新高島平駅の治安について良い印象は持てない人が多いですが、新高島平駅で事件が多発している場所は駅南側にある高島平団地周辺のみです。
そのため、この場所を避ければそれほど治安は悪くないといえます。
公然わいせつ事件や自転車盗難事件が多い新高島平駅の南側ですが、それとは反対側の住宅地付近の治安はそれほど悪くないようです。
犯罪件数も住宅街側の方はほぼ無く、駅前にスーパーやコンビニが数件あるほかは完全な住宅街となっています。
新高島平駅の住宅街側は都心で働く人達のベッドタウンとなっていますので、ファミリー層が多く、安心して生活することができます。
新高島平駅は東京の郊外にあるベッドタウンです。
新高島平駅から東京都心部へのアクセスの利便性について紹介します。
新高島平駅から利用出来る路線は都営三田線のみです。
東京駅・新宿駅・渋谷駅にはどこかで乗り換えなくてはいけないため、その点は不便です。
新高島平駅から東京駅に向かう場合、都営三田線で大手町まで出て、そこから東京メトロ丸の内線に乗り換える必要があります。
なお、大手町まで約33分かかります。
新宿駅に向かう際は、都営三田線で神保町に出て都営新宿線に乗り換えるのがもっともわかりやすい方法です。
神保町までは約28分かかります。
渋谷駅に行く場合は、新宿駅の場合と同様に都営三田線で神保町まで出て、そのあと東京メトロ半蔵門線に乗り換えます。
新高島平駅から千葉・埼玉・神奈川の各県へのアクセス状況はどうなのでしょうか?
千葉県に行く場合は、新高島平駅から都営三田線で水道橋駅まで行き、そこからJR中央総武線に乗り換えれば船橋駅に行くことが出来ます。
新高島平駅から船橋駅までの所要時間は約1時間15分です。
埼玉県に行く場合は、都営三田線で新板橋駅まで向かい、そこから徒歩で板橋駅まで歩いた後、板橋駅からJR埼京線で赤羽駅まで行きます。
そして赤羽駅からJR宇都宮線に乗り換えてさいたま新都心駅へ向かうのが安くて早いでしょう。
乗り換えが2回必要となりますが、所要時間は約55分ほどです。
神奈川県(横浜)に行く場合は、都営三田線で武蔵小杉駅まで出る必要があります。
都営三田線は目黒から東急目黒線直通となりますので、武蔵小杉駅までは乗り換え無しで向かうことができます。
そして、武蔵小杉駅から東急東横線に乗れば、約1時間30分で横浜駅に到着します。
空港へのアクセスはシンプルでとても便利です。
新高島平駅から都営三田線で三田駅に向かい、そこから都営浅草線・羽田空港国内線ターミナル行きに乗れば到着します。
都営浅草線・羽田空港国内線ターミナル行きは、京急本線エアポート急行と直通のため、乗り換えなしでまっすぐ羽田空港へ向かう事が出来ます。
所要時間は約1時間25分です。
所要時間はかかるものの、都心へも関東各県へも比較的容易にアクセスする事が出来る新高島平駅。
ここでは、東京都心で働く人たちのベッドタウンとして機能している新高島平駅のメリットとデメリットをいくつか紹介します。
生活を営むには毎日の食料品や生活雑貨の買い物が必要不可欠ですが、新高島平駅周辺には、スーパー(『セイムス高島平店』)やコンビニが数えるくらいしか存在していません。
特にスーパーの数が少なく、駅前に『セイムス高島平店』が1軒だけある以外、残りはコンビニとなってしまいます。
このことから、買い物をするにはかなり不便なエリアだといえるでしょう。
買い物をする場所は少ない新高島平駅ですが、公園などのファミリー向け施設は充実しています。
新高島平駅周辺には赤塚公園と紅梅公園という2つの公園があります。
赤塚公園の園内には遊歩道や自然林もありますので、自然と触れ合いながら安心して子どもを遊ばせることができます。
また、板橋区立子ども動物園や、毎週土曜日は子供の入場料が無料となる高島平温水プールなどもあります。
他にもファミリー向けのイベントが頻繁に開催されている板橋高島平ハウジングステージという住宅展示場もありますので、レジャースポットで悩むことはありません。
特に小さな子どもがいるファミリーが安心して住むためには、近隣の医療施設が充実しているか?という点が気になります。
新高島平駅は医療施設が充実しており、160以上のさまざまな医療機関が存在しています。
各種の診療科目を揃えている総合病院もあるため、万が一の時にも安心です。
新高島平駅はベッドタウンのためファミリー向けの医療施設が多く、小児科を診療科目に取り入れている病院が多く存在します。
新高島平駅周辺には、保育園や塾を含めれば、約40近い教育施設が存在しています。
教育環境には力を入れているようです。
新高島平駅にある学校は東京都立のものと板橋区立のものが混在しており、どちらも小学校から高校まで運営されています。
また特別支援学校などもありますので、さまざまな事情により通常の学校教育を受けることが難しい人でも、学習することができるようになっています。
新高島平駅の南側の夜間は治安が悪くなりますが、学校などの教育機関が点在している3丁目付近の日中は安全です。
スクールゾーンや通学路は道も広く、視界が開けていますので、子どもの通学時に不審な危険人物が現れても対処できるようになっています。
また、駅には派出所があり、通学時には警官が目を光らせているというのも、犯罪の抑止効果となっているでしょう。
東京都心部で働くファミリー向けの施設が充実している新高島平駅ですが、一人暮らしの方が住むにはどうなのでしょうか?
新高島平駅は、1人暮らしの方にとって住みやすい街となっています。
その理由をいくつか紹介します。
駅前にはスーパーが少なく買い物が不便と書きましたが、実は新高島平駅から中央卸売市場の板橋市場に歩いて行くことができます。
中央卸売市場は、いわゆる業務用の食品や雑貨が大量にお手頃価格で販売しているため、家族連れのみならず一人暮らしの方にとってもありがたい場所となっています。
板橋市場にはバーベキューに使うドカ盛りの肉や使い捨ての紙皿などがお手頃価格で販売されていますので、板橋市場で肉を買って、友達同士で赤塚公園でバーベキューをするのもおすすめです。
ベッドタウンである事から、ファミリー向けの住宅ばかりが目立つ新高島平駅ですが、実際は一人暮らし向けの賃貸物件も充実しています。
1R・1K・1DK・1LDKの間取りとなっている物件も多く、家賃もリーズナブルです。
男性だけでなく、女性も安心して暮らせる一人暮らし向けの賃貸物件も豊富にあります。
東京の郊外ですので、都心のアパートのような狭くて高い物件ではなく、リーズナブルな価格で快適な間取りの物件が多くあります。
新高島平駅にある一人暮らし向け物件だと、1Rで4.5万円・1Kで6.4万円程度が相場となっています。
この他にも1DKや1LDKが9万円以下で借りることができます。
繰り返しになりますが、新高島平駅で治安が悪いのは駅南側の夜間のみです。
それ以外の場所と時間帯は穏やかで、ゆったりと静かな時間が流れているのが新高島平駅の日常です。
そのため、女性も安心して一人暮らしができます。
多少都心から離れても、落ち着いた街で、広々とした間取りの物件に住みたい女性の方には新高島平駅はおすすめです。
警視庁の報告に公然わいせつ事件や自転車盗難事件が多いとある新高島平駅ですが、それは駅南側の夜間だけに起きている出来事で、全体的にみれば静かで安全に過ごせる街とは言えそうです。
事件が報告された駅南側への夜間外出だけは避けるということを徹底して守れば、教育機関やレジャー施設も多く、家族で住むには充分な街といえるでしょう。
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